ホームページの目的
Web接客に重要なポイントに、離脱率というものが存在します。
どれだけ優秀なコンテンツを作ったと考えていたとしても、肝心のユーザーがサイトにやってきて何もせずに帰ってしまったのでは全く意味がありません。
ユーザーを誘致してサイト内のコンテンツに触れて、利益に繋がるように努力をしなくてはいけないわけです。
Web集客の手段としてSEO対策は非常に有効ですが、こうしたホームページを操作する目的は、検索結果の上部に表示したり多くのユーザーが閲覧させたりすることではありません。
これらは、ホームページの目的を達成するための手段にすぎないということを理解しておく必要があります。
ホームページの運営の目的は、多くの場合で製品やサービスを販売し、そこから多くの利益を稼ぐことに他ならないわけです。
直帰率と離脱率
そもそも、Webにやってくるユーザーに対して有効な手段を講じる前に、サイトにやってきたユーザーがどの程度自分のサイトのコンテンツに魅力を感じているのかを確認する必要があります。
この作業は、直帰率と離脱率という二つの指標を確認することによってわかることが多いです。
直帰率は、ホームページにやってきた段階で他のページに移動せずにホームページから帰った訪問者の割合を示します。
長い間そのページを閲覧していても、別のページに移動せずにホームページを離れると戻っているとみなされます。
極端な例として、1ページのみで構成されるホームページの場合、ホームページで移動できるページがないため直帰率は100%になってしまいます。
1つのページではない場合には他のページに移動しているかどうかがすぐにわかりますので、特にサイトを利用してビジネスを行うときにはこの確認が非常に大切になります。
一方で、離脱率とはホームページを最後に訪問したユーザーの割合を指します。
ページからホームページ以外のサイトに移動したりページを閉じることを意味します。
ホームページを訪問した訪問者は確実に一部のページから出て行きますので、この場合はどのページから出て行ったのかがとても大切になるわけです。
ユーザーの離れる原因を改善するために
これらの目安で重要なポイントは、どのページに訪れてどのポイントで離れていったのかを確認することです。
わかりやすい事例としては、問い合わせページや購入完了ページがあります。
これらの当然のようにページの終了率が高い場合には目的を達成した後にユーザーがウェブサイトから離脱した可能性が高いということが誰でもわかります。
つまり、これらの点に関してはユーザー誘致やそれに伴う利益の向上に繋がる可能性は低いわけです。
逆に、他のページの終了率が高い場合は、何らかの理由で退出しているわけですから、これらの点を改善することによって新しい顧客を引き寄せるポイントになりえます。
例えば、離脱率を改善させるためにはユーザーが離れる理由を調べる必要があります。
原因を突き止めるために、まずユーザーが残した『離れた原因』を探すことが大切になるわけです。
なぜユーザーがそこから動かなくなったのか、あるいは離脱してしまったのかを考えることでより大きなWeb接客に繋がるわけです。
簡単な方法としては、大手のIT企業が提供しているアクセス解析ツールを使用することです。
アクセス解析ツールを使用すると、各ページの離脱率を確認することができますので、ページあたりの平均滞留時間やユーザーがどのような種類のキーワードを入力したかなどの情報を初心者でも容易に確認することができます。
ユーザーが行き詰ったページを確認できれば、後はそれを改善するだけで新たなWeb接客に活かせます。
また、アクセス解析ツールで確認するだけでなく、階層の解析を実行することでさらにユーザーが行き詰った部分を絞り込むことができます。
階層の分析は、ページのどの部分が好んで読まれているか、ユーザーが放置している部分がどこなのかを効率的に把握できるようになっています。
自力で判断できない部分であってもアクセス解析ツールでは、視覚的に確認できるのでより様々な問題点を特定することができます。
単純に満足いく商品やサービスがなかった
ユーザーがサイトに対して求めているものは、個々人によって大きく異なります。
提供しているサイトのコンテンツ内容が商品やサービスであった場合には、単純に満足のいく商品やサービスが置いていなかったということも十分に考えられます。
しかし、こうした商品やサービスに関連するページとは別のところから離脱率が多くなっている場合には、階層などの設置状況が良くないという可能性も考えられます。
探しているカテゴリを探しているのに、期待している商品を見つけることができないユーザーも少なくないわけです。
Web接客の場合は、こうしたユーザーが具体的にどの部分で迷って離脱しているのか、あるいは直帰しているのかを考えなくてはいけません。
それがわかれば、より優秀なサービスを提供できるようになります。
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