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最終目標が達成されているかを判断するための指標
KPIというのは、Key Performance Indicatorを省略したもので、重要業績評価指標というように言われています。
これに対して、KGIはKey Goal Indicatorと言われるもので、最終目標が達成されているかを判断するための指標の事で、重要目標達成指標というようにも言われています。
こうした営業指標や管理指標を活用することには大きな意義があるので、こうしたモノが検討されるようになっていると考えていいでしょう。
企業は利益を上げるという事を目的として、企業活動をするということになるのですが、その行動には当然結果が出てくることになり、その結果を目標に対してどの程度の達成できたのかを分析することで、その行動の価値や正当性を見出すことが出来るという事にもなります。
そして、一番大きな問題として社員のモチベーションの管理という事がこれによって出来るという事があるという事になります。
企業が自社の社員を評価するというのは当たり前という事になりますが、この評価は上が勝手に気分でしていい事ではありません。
特に今の社会においては明確な数字を基にした評価が求められるようになっていると考えていいでしょう。
根拠のない評価は単なるパワハラにしかなりません。
何しろ感情のままに下を評価して、それによって部下の地位が上下して権力も変われば報酬も変わる、仕事内容も変わるということになれば、これはたまったモノではありません。
部下とすれば自分の身を守るという意味でも、正当な数字による評価という事は極めて重要な意味を持つという事になるでしょう。
企業の業績を分析して、それを次の企業活動に役立てる
勿論、KPIやKGIが使用される理由は社員のモチベーションアップというような理由ではなく、企業の業績を分析して、それを次の企業活動に役立てるという事が主たる理由という事になりますが、これが業績の評価と絡んでいるという事は、そのまま事業にかかった人すべての評価にも関わる事になるという事は当然という事になるでしょう。
目標を100%達成した人と、50%程度しか達成できなかった人では、同じ評価ということになれば、これは不満が出たりする原因となってしまいます。
勿論、仕事内容が異なる人の場合には、これだけで評価をしてしまうと、別の不満も出てくる事は考えられますが、事業をすればその事業について目標の達成度は常に検討しなければ、次の事業を上手く運ぶという事は覚束ないという事になるはずです。
昔からの言葉に勝って兜の緒を締めよというものがありますが、戦が終わったからといって、だらけてしまう様では次の戦に勝つことは出来ないという事です。
ビジネスはよく戦場に例えられることがありますが、正にこの言葉はその事を象徴しているという事にもなるでしょう。
相手がいて、相手も必死に勝つことを考えて行動をしているわけですから、これがそう簡単に勝てる勝負では無いという事はすぐに分るはずです。
自分達の仕事内容を分析して、モチベーションに変えていこう!
今のビジネスの世界はグローバルな社会での競争という事になっていて、目の前に相手がいるというわけでは無く、相手は世界中に居るという事が分かれば、常に自分達の仕事内容を分析して、課題を確認してそれを改善していくという事をしなければならないという事も分かる事でしょう。
その為にこうしたKPIやKGIというような指標を出してこれまでの自分達の仕事内容を分析して、更にそれをモチベーションに変えていくという事をして行くわけです。
当たり前の事ですが、どんな仕事をしていても真剣勝負をしている人であれば、これに手を抜いている人はいません。
今でいうところの自分の最高レベルの仕事をしているので、簡単に課題は見えては来ません。
そんなことがすぐに分るのであればもう既にしていなければならないのです。
そして、その課題を見つけるにはこうした分析をすることは欠かせないという事です。
モチベーションを保つ
例えば短距離選手がいたとして、世界一速いスプリンターを目指しているという時に、具体的な目標がなかったとすれば、どうなるでしょう。
おそらくは自分のモチベーションを保つことが出来なくて、すぐに練習をやめてしまうという事が考えられます。
それぐらいに人は同じ事をするという事は苦手なのです。
ですが、ここでタイムを測定して、自分に対して目標タイムというものを設定して、これに対してどの程度の達成が出来たのかという事を調べるという事をするようになるとどうなるでしょう。
目標が出来たことで、その目標に対してどの程度の達成度なのかが理解出来るようになり、モチベーションは大きくアップするという事になるでしょう。
そして、他の選手とタイムを比較して、差がある場合にはその差がどこから来るのかという事を具体的に走行姿勢などから検証していくという事も出来るようになります。
この場合にはどのように検証するのかという事は自分達で判断をするしかなく、これも目標の達成度などで検討することが出来るようになる。
ですから、こうした分析は重要になるというわけです。
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