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コンサルティングで顧客の課題を分析
コンサルティングで顧客の課題を分析するという事は、効率的に問題点を浮き彫りにする意味でも重要です。
自分達で問題点を出してきて、それらを解決するという事を考えるのがベストではありますが、なかなか自分達の問題に気づくというのは簡単なようで難しいところがあるからです。
何しろそのような事が分かっているのであれば、既に改善をしていなければならないわけで、気づかないからこそどうしようもなくて放置をしているという事が多いと考えていいでしょう。
但し、これが組織が大きくなると気づいていても上を慮って何もしないという事もよくあるモノです。
その場合は下の人が上に対しては何を言っても無駄だという様に諦めている場合と、何か言う事で評価が下がる事を恐れているというようなケースも考えられるので、実際に問題点を指摘するという事はほとんどできないのが現状といって良いでしょう。
何しろ、それを組織の下の者が言った場合には、その人の階級で改善できる事であれば、直ちにやれという事になりますし、他の組織も巻き込んでやらなければならない事であれば、仕事を増やすという事にもなりますから、上司からすれば要らない事を言う奴だという評価になる事も少なくはありません。
つまり、問題点の指摘というのはなかなか組織の下からは出来ないようになっているのが、ほとんどの組織で起きている事だと考えていいでしょう。
これは実は組織という物が出来た段階で当然そうなる事を考えているという事も言えるのかもしれません。
何故組織を作るのか
何故組織を作るのかというと、これは命令を下に守らせる為であって、上が下に動かされるという事が無くなることも考えられています。
命令が上ら下に迅速に伝わるのがこのピラミッド型の組織の良い所ということになりますから、企業が全てこのような形になっているのは上の命令を下に守らせることを考えた上での事ということになります。
その代わりに上が責任というモノを持つという様にしているのですが、仕事においてはこの責任は出来るだけ被らないようにするのが上の考え方という事になりますから、面倒事は一切口にするなというのが組織で行われる暗黙の了解のようになってしまうわけです。
ですが、ここに外部のコンサルティングのような人の力が加わってくるということになれば、これは大きな違いが出てきます。
何しろコンサルティングは組織の外部にあって、ピラミッドの下にいるような人ではありません。
ですから、課題の分析なども中立な立場で公平に見ることが出来て、指示や指導も客観的にすることが出来るという特徴があります。
プロの視点で効率的に変えていく
依頼主に対しては忖度するという事は考えられますが、依頼が顧客の課題を分析するというような事であれば、依頼主の不利になるような事は一切ありませんから、忖度をする必要なく、問題点を見つけてそれを改善する策も考えることが出来るということになります。
そして、それを提示される組織も別にこれを受け入れることについて問題はありませんから、受け入れやすいという事にもなるわけです。
基本的にそのような依頼は組織のトップが行っているはずですから、コンサルティングの人の指示は事実上トップの人の人の指示と同様の意味を持つというように伝えられる事になるでしょう。
当然依頼をした組織のトップはそのように言うはずです。
自分では見つけることが出来ない問題を見つけて、それを解析して解決策を提示してもらって、それを実行することで組織の改革をしたりするわけですから、このコンサルティングの発言は自分と同様の力を持たせなければ意味はないのです。
上記の様に組織は極めて上の命令を下に守らせるのに都合よく出来ていますから、この指示は守りやすいというか守るべきものという事で、迅速に伝わっていく事になっていくはず。
これが依頼主たるトップが狙っている効果でもありますから、これにはかなりの期待をすることも出来るというわけです。
特に組織が硬直化してなかなか思うように変革をすることが出来ないというように考えている組織の上の人であれば、こうした方法を使って変えていくという事を考えてもいいでしょう。
自分ではなかなか出来なかったことも、違うプロの視点で効率的に変えていく事が出来るようになります。
自分と同様の力を持たせるという事が必要
此処で注意が必要なのは、このコンサルティングの言葉に力を持たせるという事で、強制力を持たせる必要があるという事です。
その為には、自分と同様の力を持たせるという事が必要でしょう。
すなわち、この方の指示は組織のトップの指示と同じと考えて良いというように言う事が必要です。
そして、意見をいうぐらいはいいのですが、介入はしないという事も宣言するのが良いでしょう。
下手に介入すれば、外部の者に依頼をしているという意味が無くなってしまいます。
これは組織の外にいる者に依頼をしている事に意味があるのであって、組織内の者では出来ないからこその依頼だと認識するべきです。
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