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KPIとは??
マーケティング指標にはいくつかありますが、その1つKPIは幅広く活用されている指標です。
これはキー・パフォーマンス・インディケータの頭文字で、日本語だと重要経営指標、あるいは重要業績評価指標と訳されます。
アクセス解析の分野では、目標に対して状況を示す指標という扱いが行われます。
KGIが最終的なゴールに達成度を表すのに対し、KPIはゴールを目指すプロセスにおける達成度合いを表すのが大きな違いです。
中間地点で数値化して分析を行い次に活かす
目標といえばゴールを頭に思い浮かべがちですが、実際は中間地点で数値化して分析を行い次に活かす、そういった意味を持つマーケティング指標となっています。
この指標の達成度合いは、予め一定の期間を定めておき、それに合わせて計測や評価が行われます。
一般的には月次ですが、業種によっては週次や日次単位で計測されることもあります。
結果は期間別に評価され、時に比較を行って改善の必要性を検討したり、具体的な対策を行う切っ掛けになるわけです。
マーケティング指標なのでマーケティングで使用されますが、実は営業の分野でも割と活用されています。
必要なのは目標が達成できるか見込みをチェックすること
Webサイトの目標に指標を定める場合は、例えば最初に自社サイトの問い合わせ件数を決めます。
期間は計測のタイミングによりますが、まずは月間で設定してみることをおすすめします。
設定する件数はアクセス数に左右されるので、目標が達成できるか見込みをチェックすることが必要です。
1ヶ月後に数値が目標が達成できていれば成功要因、未達成ならその原因と対策を検討するという形になります。
こういうやり方は、数字で目標と達成度を表せるので、誰にとっても状況が把握しやすく、そして共有や意思の統一を図るのに便利です。
目標達成なら達成感や満足感が得られますし、達成できていなくても改善されれば、やはりやりがいやモチベーションが高まります。
Webサイトを運営するのであれば、アクセス数にコンテンツ別コンバージョン数や新規ユーザー数など、様々な項目に目標を設定するのが良いでしょう。
目標の設定と計測に評価を行う習慣を持てば、運営のモチベーションが高く保てたり、収益の確保といったビジネスの成功が手繰り寄せられます。
成果が分からなければ評価のしようはありませんし、そもそも何を持って目標達成とするかも不明です。
KPIは中間を評価するラップタイムのようなもの
しかし、KPIというマーケティング指標を用いることで、実現できる可能性のある目標が見えたり、目指すべきところが明確になります。
レースで例えると、KGIは最終的な順位やタイムの目標で、KPIは中間を評価するラップタイムのようなものです。
最終ゴール達成の為の中間目標とも言い換えられますから、そう考えると理解しやすくなるでしょう。
Webサイトの運営の内、ECの運営で指標を設定するなら、月商や商品のコンテンツ別コンバージョン数に、平均的な受注単価の数字を出します。
次に、売上を2倍にしたいならそれぞれの項目を2倍に、1.5倍が目標なら1.5倍にしてみます。
これが売上を増やす為に必要と思われる項目の数字で、中間目標でもあります。
実際に数字を上げる取り組みを行い、設定した期間毎に計測して評価していきます。
目標が未達ならやはり取り組みに間違いはないか、何処がネックになっているかを見直します。
WebサイトでECではなく純粋にマーケティングであれば、コンテンツ別コンバージョン数と新規ユーザーの他に、問い合わせ件数なども指標にしたいところです。
コンテンツ別コンバージョン数は成果を出したいコンテンツを中心に、現在達成している数字と次の目標を出し、他の項目と合わせて新しい目標を設定します。
勿論、数字を出すだけでは変わりませんし、具体的に取り組まなければ成果は出ないので、何をするか決めることも肝心です。
KPIを設定して活用して
コンテンツ別コンバージョン数を増やすには、Webサイト全体のアクセス数を増加させるのも良いですが、コンバージョンそのものを改善するのも大切なポイントです。
既にある程度の数字を稼いでいるコンテンツにしても、殆ど成果が出ていないコンテンツも同様に、マーケティング指標のKPIの考え方自体は同じです。
実際にどうやって増やすかは別問題ですから、そこは混同しないことが重要ではあるものの、数字で確認できるなくてはならない評価軸なのは確かです。
目標と達成度が目に見えて分かると、取り組んでいるマーケティングの全体像が見えてきますし、コンテンツ別コンバージョン数という形で結果や課題に気がつけます。
マーケティング指標は応用が利きますし、Webサイトの様々な部分に設定できるので、思いの外活用の機会が数多くあります。
それは社員の成果を評価するのにも役立つので、経営者にとっても頼りになるものです。
企業全体、もしくはチームや個人単位の指標にもなりますから、まだ指標を決めたり定めていないのであれば、KPIを設定して活用してみるのが良いでしょう。
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